古語:

べからずの意味

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学研全訳古語辞典

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べから-・ず

分類連語


…してはならない。▽禁止の意を表す。


出典徒然草 七三


「ひとへに信ぜず、また疑ひあざけるべからず」


[訳] いちずに信じたりせず、また、疑ったり馬鹿にしたりしてはならない。


…はずがない。…ないにちがいない。▽それが道理上あり得ない事態であることを表す。


出典徒然草 五九


「事の尽くる限りもなく、思ひ立つ日もあるべからず」


[訳] 用事がなくなる際限もなく、(出家を新たに)決意する日もあるはずがない。


…できない。▽不可能の意を表す。


出典方丈記 


「羽なければ、空をも飛ぶべからず」


[訳] (人間には)羽がないので、空を飛ぶこともできない。


注意

の用法は、現代語にはない。


語の歴史

平安時代は漢文訓読を中心に用いられた語。『源氏物語』『枕草子』とも各一例見られるだけで、前者の例は漢籍にかかわりの深い横川の僧都の言葉として用いられたもので、作者の配慮がうかがわれる。のち、教訓書などで禁止の意に用いられることが多くなり、現代語でも「立ち入るべからず」のように、強い禁止の意を表す語として用いられている。


なりたち

推量の助動詞「べし」の未然形「べから」+打消の助動詞「ず」









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