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まはるの意味

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学研全訳古語辞典

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まは・る 【回る・廻る】

自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


回転する。


出典徒然草 五一


「とかく直しけれども、つひにまはらで」


[訳] (水車を)あれこれと修理したけれど、とうとう回転しないで。


周りをぐるりと動く。


出典平治物語 下


「手を合はせ念仏申されければ、難波(なんば)うしろへまはるとぞ見えし」


[訳] 手を合わせ念仏を申されると、難波は後ろへ回ったように見えた。


回り道をする。迂回(うかい)する。


出典平家物語 九・河原合戦


「範頼(のりより)は瀬田よりまはり候ふが、いまだ参り候はず」


[訳] 範頼は瀬田から迂回しましたが、まだ参上しません。


めぐり歩く。


出典猿源氏草紙 御伽


「汝(なんぢ)は洛中(らくちゆう)をまはり、隠れもなき鰯売(いわしう)りなれば」


[訳] お前は京都中を回り歩いて、知らぬ者のないいわし売りなので。


利益を生む。もうけになる。


出典好色一代男 浮世・西鶴


「小判貸しの利は何ほどにまはるものぞ」


[訳] 小判貸しの利息はどれほど利益を生むものか。








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