学研全訳古語辞典 |
わび
分類文芸
俳諧(はいかい)・連歌(れんが)・茶道などの美的理念の一つ。簡潔さの中にある閑寂・枯淡の情趣のこと。蕉風(しようふう)俳諧の「さび」に通じるもので、茶道では、千利休(せんのりきゆう)によって、閑寂な趣を味わう「わび茶」が完成された。
わび 【侘び】
①
わびしく思うこと。気がめいること。気落ち。
出典万葉集 六四四
「今は吾(わ)はわびそしにける」
[訳] もう私は気落ちがしてしまった。
②
茶道・俳諧(はいかい)などで、閑寂な趣。⇒わび
分類文芸
わび 【侘び】
動詞「わぶ」の未然形・連用形。
わびのページへのリンク |