学研全訳古語辞典 |
ご-たち 【御達】
ご婦人がた。ご婦人。▽年功を積んだ上級の女房や、貴族の家に仕える身分のある女房に対する敬称。
出典枕草子 正月一日は
「家のごたち・女房などのうかがふを」
[訳] 家の年功を積んだ女房や若い女房などが(腰を打つ機会を)ねらうのを。
参考
元来「たち」は複数を示す接尾語であるが、「ごたちなりける人をあひ知りたりける」(『伊勢物語』)〈身分のある女官と恋仲になっていた。〉のように、単数を表すこともあり、そのときは強意を示す。「友達」も同様。
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