学研全訳古語辞典 |
うち-・す 【打ち為】
活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}
ちょっとある。(時雨(しぐれ)などが)さっと降る。
出典蜻蛉日記 中
「風いと寒く、時雨うちしつつ」
[訳] 風がとても寒く、しぐれが何度もさっと降って。◆「うち」は接頭語。
活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}
ちょっとする。行う。
出典枕草子 すさまじきもの
「あくびおのれうちして、よりふしぬる」
[訳] あくびを自分からちょっとして、物によりかかって横になってしまったの。◆「うち」は接頭語。
打ち為のページへのリンク |