学研全訳古語辞典 |
こ-きゃう 【故郷】
ふるさと。生まれ育った土地。
ふる-さと 【古里・故郷】
①
旧都。旧跡。
出典新古今集 秋下
「み吉野(よしの)の山の秋風小夜(さよ)更(ふ)けてふるさと寒く衣(ころも)打つなり」
[訳] ⇒みよしののやまのあきかぜ…。
②
古くからのなじみの土地。もとの住まい。
出典古今集 春上
「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香(か)ににほひける」
[訳] ⇒ひとはいさ…。
③
生まれ故郷。
出典徒然草 一四一
「ふるさとの人来たりて物語りすとて」
[訳] 生まれ故郷の人がやって来て話をするということで。
故郷のページへのリンク |