学研全訳古語辞典 |
あかし 【明かし・灯】
ともしび。あかり。▽多く、「みあかし」「おほみあかし」の形で、神仏の灯明の意に用いる。
あか・し 【明かし】
活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
①
明るい。
出典更級日記 大納言殿の姫君
「その十三日の夜、月いみじく隈(くま)なくあかきに」
[訳] その十三日の夜、月がたいそう曇りもなく明るいのに。
②
清らかだ。偽りがない。
出典続日本紀 文武
「あかき浄(きよ)き直(なほ)き誠の心をもちて」
[訳] 清らかでうそのない素直で誠実な心によって。
明かしのページへのリンク |