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自然にの意味

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学研全訳古語辞典

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し-ぜん(に) 【自然(に)】

副詞

おのずから。


出典枕草子 世の中になほいと心憂きものは


「しぜんに、宮仕へ所にも親・はらからの中にても、思はるる・思はれぬがあるぞ、いとわびしきや」


[訳] おのずから、宮仕えする所でも、親・兄弟姉妹の中でも、愛される・愛されないがあるのは、とてもつらいことよ。


もしも。万一。


出典平家物語 四・競


「しぜんのこと候はば、真っ先駆けて命を奉らん」


[訳] 万一のことがございましたら、真っ先に駆けつけて命を差し上げよう。


注意

現代語にの意味はない。中世では「しぜん」はの意味に用いられることが多い。



じねん-に 【自然に】

副詞

しぜんに。おのずから。ひとりでに。


出典源氏物語 帚木


「人の品高く生まれぬれば、…じねんにそのけはひこよなかるべし」


[訳] 人が高貴な身分に生まれると、…しぜんにそのようすも格別にすぐれている(ように見える)だろう。








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