学研全訳古語辞典 |
かす・む 【霞む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
①
霞(かすみ)がかかる。霞のためにぼうっと見える。
出典新古今集 春上
「見渡せば山もとかすむ」
[訳] ⇒みわたせばやまもとかすむ…。
②
はっきり見えなくなる。
出典万葉集 四四八九
「今夜(こよひ)の月夜(つくよ)かすみたるらむ」
[訳] (春が近いので)今夜の月ははっきり見えないでいるのだろうか。
活用{め/め/む/むる/むれ/めよ}
はっきり見えなくする。
出典太平記 一〇
「黒煙天をかすめたり」
[訳] 黒煙が天をはっきり見えなくした。
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