「古今和歌集」を解説文に含む見出し語の検索結果(201~210/269件中)
分類和歌出典百人一首 「浅茅生(あさぢふ)の小野(をの)の篠原(しのはら)忍ぶれどあまりてなどか人の恋しき」出典後撰集 恋一・源等(みなもとのひとし)[訳] 浅茅(=丈(たけ)の低いちがや)の生えた小...
分類俳句「命二ツの中に生きたる桜かな」出典野ざらし 芭蕉(ばせう)[訳] あなたと私の命二つ、生き長らえてこうして再会することができた。その二人の間に、生き生きと咲きほこっている桜であることよ。鑑賞「...
分類和歌「鶯の鳴けどもいまだ降る雪に杉の葉白き逢坂(あふさか)の山」出典新古今集 春上・後鳥羽院[訳] うぐいすが鳴くけれども、まだ降っている雪のために杉の葉が真っ白な逢坂の山よ。鑑賞春まだ浅い逢坂山...
分類和歌「沖つ風吹きにけらしな住吉(すみよし)の松のしづえを洗ふ白波」出典後拾遺集 雑・源経信(みなもとのつねのぶ)[訳] 沖の方では風が吹いたらしい。住吉の岸辺に生える松の下枝を、高くなって押し寄せ...
終助詞《接続》文の言い切りの形に付く。①〔強く念を押す〕…ね。…よ。出典枕草子 大進生昌が家に「あけむとならば、ただ入りねかし」[訳] (女性の部屋に)入ろうというのなら、さっさと入ってし...
分類和歌「風通ふ寝覚めの袖(そで)の花の香(か)に薫る枕(まくら)の春の夜の夢」出典新古今集 春下・藤原俊成女(ふぢはらのとしなりのむすめ)[訳] 桜の花を吹き散らしてきた風が吹き通って目覚めた私の袖...
分類俳句「砧打ちて我にきかせよや坊(ばう)が妻」出典野ざらし 俳文・芭蕉(ばせう)[訳] 吉野の山寺の宿坊に泊めてもらったが、秋の夜更けは殊に旅の寂しさが募る。吉野の秋の風物詩として有名な砧を打つ音を...
分類和歌「桜花ちりぬる風のなごりには水なきそらに波ぞ立ちける」出典古今集 春下・紀貫之(きのつらゆき)[訳] 桜の花が風に散った、その風のなごりとして、水がないはずの空に花びらが漂い、まるで波が立って...
分類和歌「白雲に羽うち交はし飛ぶ雁(かり)の数さへ見ゆる秋の夜の月」出典古今集 秋上・よみ人知らず[訳] 白雲の浮かぶ高い夜空に羽を連ねて飛んでゆく雁の、その数までもが見えるほどに明るい、秋の夜の月よ...
分類俳句「田一枚植ゑて立ち去る柳かな」出典奥の細道 殺生石・蘆野・芭蕉(ばせう)[訳] 西行(さいぎよう)の歌で名高い柳のもとに立ち寄って、しばし西行をしのび感慨にふけっていたが、その間にも目の前の田...