学研全訳古語辞典 |
あむ・す 【浴むす】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
浴びせる。入浴させる。
出典万葉集 三八二四
「さし鍋(なべ)に湯沸かせ子ども櫟津(いちひつ)の檜橋(ひばし)より来む狐(きつ)にあむさむ」
[訳] 柄のついた鍋に湯を沸かせ、皆さん、櫟津の檜橋を通って来ようきつねに浴びせよう。
活用{せ/せ/す/する/すれ/せよ}
[一]に同じ。「あみす」とも。
出典夜の寝覚 二
「姫君に湯などあむせたてまつる」
[訳] 姫君に湯を浴びせ(=入浴させ)申し上げなどする。
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