古語:

あんずの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

あん-・ず 【按ず】

他動詞サ行変格活用

活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}


指先で押さえる。


出典太平記 二一


「右の御手には御剣をあんじて」


[訳] 右のお手ではお刀を押さえて。◇特に、刀の柄(つか)に手をかける意に用いる。


(弦楽器の)弦を指で押さえて音を出す。


出典源氏物語 若菜下


「揺(ゆ)しあんずるいとまも、心あわたたしければ」


[訳] 弦を手でゆすぶり押さえて琴を弾くゆとりも、気ぜわしいので。◇琴の演奏法。



あん-・ず 【案ず】

他動詞サ行変格活用

活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}


あれこれと考える。工夫する。


出典徒然草 一一六


「深くあんじ、才覚を現さん」


[訳] 深く考え、学識を見せよう。


心配する。思い煩う。


出典平家物語 五・福原院宣


「思はじ事なうあんじつづけて」


[訳] 思わないことはなく(=考えられるすべてを)心配しつづけて。








あんずのページへのリンク
「あんず」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

あんずのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




あんずのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS