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いたづらなりの意味

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学研全訳古語辞典

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いたづら・なり 【徒らなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


つまらない。むなしい。


出典古今集 春下


「花の色は移りにけりないたづらにわが身(み)世(よ)にふるながめせし間(ま)に」


[訳] ⇒はなのいろは…。


無駄だ。無意味だ。


出典徒然草 二三六


「上人(しやうにん)の感涙いたづらになりにけり」


[訳] 上人が感激のあまりに流した涙は無意味になってしまった。


手持ちぶさただ。ひまだ。


出典土佐日記 一・一八


「舟も出(い)ださで、いたづらなれば、ある人の詠める」


[訳] 舟も出さないでいて、手持ちぶさたなので、ある人が詠んだ歌。


何もない。空だ。


出典更級日記 富士川


「入り江のいたづらなる州(す)どもに」


[訳] 入り江の何もない州に。








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