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いとまの意味

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いとま 【暇】

名詞

ゆとり。ひま。余暇。


出典万葉集 一八八三


「ももしきの(=枕詞(まくらことば))大宮人はいとまあれや梅をかざしてここに集(つど)へる」


[訳] 宮廷に仕える人はゆとりがあるからか、梅を髪にさしてここに集まっていることだ。


休み。休暇。


出典源氏物語 桐壺


「まかでなむとし給(たま)ふを、いとまさらに許させ給はず」


[訳] (桐壺更衣(きりつぼのこうい)は宮中から)退出しようとなさるけれども、(帝(みかど)は)少しも休みをお許しにならない。


辞任。辞職。


出典宇津保物語 楼上・上


「院にいとま申し侍(はべ)りしを」


[訳] 院に辞任を申し出ましたが。


別れ。離別。離婚(状)。


出典西鶴織留 浮世・西鶴


「いとま書きてらちをあけける」


[訳] 離婚状を書いて決着をつけた。


別れのあいさつ。いとまごい。


出典源氏物語 蓬生


「忍びて対(たい)の上に御いとま聞こえて、出(い)で給(たま)ふ」


[訳] こっそりと対の屋の紫の上にお別れのあいさつを申し上げて、お出かけになる。








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