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うちしのぶの意味

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学研全訳古語辞典

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うち-しの・ぶ 【打ち忍ぶ】

自動詞バ行上二段活用

活用{び/び/ぶ/ぶる/ぶれ/びよ}


人目を避ける。


出典源氏物語 葵


「ここかしこにうちしのびて通ひたまふ所々は」


[訳] あちらこちらに(源氏が)人目を避けてお通いになられる女君たちは。


たえしのぶ。こらえる。我慢する。


出典浜松中納言 二


「うちしのびつつ、涙の落ちたまふよりほかのことなく」


[訳] こらえながらも、涙がお落ちになるよりほかになく。◆「うち」は接頭語。



うち-しの・ぶ 【打ち慕ぶ・打ち偲ぶ】

他動詞バ行四段活用

活用{ば/び/ぶ/ぶ/べ/べ}


過去のことや離れている人のことなどを思い慕う。思い起こす。


出典源氏物語 柏木


「かく、人にも少しうちしのばれぬべきほどにて」


[訳] このように、人から少しでも思い慕われるに違いない間に(命を絶って)。◆「うち」は接頭語。上代は「うちしのふ」と清音。








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