学研全訳古語辞典 |
おもひ-や・む 【思ひ止む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
あきらめる。思いとどまる。
出典万葉集 一四九
「人はよしおもひやむとも玉鬘(たまかづら)(=枕詞(まくらことば))影に見えつつ忘らえぬかも」
[訳] 人はたとえあきらめるとしても(私は)面影に見えて忘れられないことだ。
おもひ-や・む 【思ひ病む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
恋しくて病気になる。病気になるほど悩む。
出典万葉集 三八一一
「玉づさの(=枕詞(まくらことば))使ひもこねばおもひやむわが身ひとりそ」
[訳] (あなたからの)使いも来ないので恋しくて病気になるのは私一人です。
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