学研全訳古語辞典 |
きらび-やか・なり
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
輝かしくて美しい。はなやかだ。
出典奥の細道 塩釜明神
「宮柱太くして、彩椽(さいてん)きらびやかに」
[訳] 社殿の柱が太くて、彩色した垂木(たるき)も輝かしくて美しく。
②
きっぱりとしている。
出典古今著聞集 二六五
「『それにかなはずは、速やかに流罪に行はれ候へかし』と、きらびやかに申してけり」
[訳] 「それができなかったら、すぐに流罪にしてください」と、きっぱりと申し上げた。◆「やか」は接尾語。
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