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こころならずの意味

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学研全訳古語辞典

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こころ-なら-・ず 【心ならず】

分類連語


本心ではない。不本意である。


出典源氏物語 鈴虫


「こころならぬ人、少しもまじりぬれば」


[訳] (出家することに)本心でない人が、少人数でもまじってしまうと。


無意識に。うっかり。


出典沙石集 二


「しつけたる事にて、こころならず、『南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)』と申しけるを」


[訳] 習慣になっていることなので、無意識に、「南無阿弥陀仏」と申し上げたところ。


なりたち

名詞「こころ」+断定の助動詞「なり」の未然形+打消の助動詞「ず」








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