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こころにくしの意味

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学研全訳古語辞典

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こころ-にく・し 【心憎し】

形容詞ク活用

活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}


奥ゆかしい。心が引かれる。上品で美しい。


出典源氏物語 桐壺


「こころにくき限りの女房四五人(よたりいつたり)さぶらはせ給(たま)ひて」


[訳] 奥ゆかしい女房だけを四、五人そばにお仕えさせになり。


恐ろしい。気がかりだ。


出典平家物語 六・飛脚到来


「その者、こころにくからず」


[訳] その者は恐ろしくはない。◇中世以降の語。


怪しい。いぶかしい。


出典世間胸算用 浮世・西鶴


「こころにくし。重き物を軽う見せたるは隠し銀(がね)に極まるところ」


[訳] 怪しい。重い物を軽く見せているのは、隠し金があるにきまっている。◇近世語。








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