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そこはかとなしの意味

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学研全訳古語辞典

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そこはかと-な・し

分類連語


どことはっきりしない。どこと言うこともない。


出典源氏物語 帚木


「そこはかとなき虫の声々聞こえ」


[訳] (鳴いているところが)どことはっきりしない虫の声々が聞こえ。


とりとめもない。何ということもない。


出典徒然草 序


「心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば」


[訳] 心に浮かんではきえてゆくたわいもないことを、とりとめもなく書きつけていると。


なりたち

副詞「そこはかと」+形容詞「なし」








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