古語:

ただならずの意味

ゲストさん 辞書総合TOP
古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    

Weblio 辞書 > 古語辞典 > 学研全訳古語辞典 > ただならずの解説 


学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

ただなら-・ず 【徒ならず】

分類連語


意味ありげだ。いわくありげだ。


出典枕草子 宮の五節いださせ給ふに


「赤紐(ひも)の解けたるを、『これ結ばばや』と言へば、実方(さねかた)の中将寄りてつくろふに、ただならず」


[訳] (女房の)赤い飾り紐が解けたのを「これを結びたいわ」と言うと、実方の中将が近寄って結んでやるが(それが)意味ありげだ。


すぐれている。並々でない。


出典徒然草 二四


「もの古(ふ)りたる森の気色(けしき)もただならぬに」


[訳] 年月を経た古い森のようすも並々でないが。


懐妊しているようすだ。


出典平家物語 九・小宰相身投


「ただならずなりたることをも、日ごろは隠して言はざりしかども」


[訳] 懐妊しているようすになったことも、平素は隠して言わなかったが。


なりたち

形容動詞「ただなり」の未然形+打消の助動詞「ず」








ただならずのページへのリンク
「ただならず」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

ただならずのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




ただならずのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS