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ふみの意味

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学研全訳古語辞典

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ふみ 【文・書】

名詞

書物。文書。漢籍。


出典枕草子 うつくしきもの


「男児(をのこご)の、声は幼げにてふみ読みたる、いとうつくし」


[訳] 男の子が、声はいかにも幼そうなようすで漢籍を読んでいるのは、とてもかわいらしい。


手紙。


出典金葉集 雑上


「大江山(おほえやま)いく野の道の遠ければまだふみもみず天(あま)の橋立(はしだて)」


[訳] ⇒おほえやま…。


学問。漢学。


出典徒然草 一


「ありたきことは、まことしきふみの道」


[訳] 身につけたいことは、正式な学問の道。


漢詩。


出典枕草子 木の花は


「唐土(もろこし)には限りなきものにて、ふみにも作る」


[訳] (梨(なし)の花は)中国ではこの上なくすばらしいものとして、漢詩にも作る。


参考

「文」はふつうの手紙以外に、恋文の意味でも使われる。恋文を意味する言葉に「懸想文(けさうぶみ)」があるが、恋文はふつう和歌の形式をとる。もらった歌に対する返事を「返し(歌)」という。








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