学研全訳古語辞典 |
みちみち-・し 【道道し】
活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}
①
道理にかなっている。
出典源氏物語 蛍
「これらにこそ、みちみちしく、くはしき事はあらめ」
[訳] これら(=いろいろな物語)にこそ、道理にかなった、詳細なことが書いてあるだろう。
②
学問的である。理屈っぽい。
出典源氏物語 帚木
「三史・五経のみちみちしき方(かた)を、明らかに悟りあかさむこそ」
[訳] 三史・五経という学問的なほうを、はっきり会得して明らかにするようなことこそ。
みちみちしのページへのリンク |