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報いの意味

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学研全訳古語辞典

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むくい 【報い・酬い】

名詞

お返し。お礼。▽ある行為の結果として身に受けるもの。


出典古今集 雑体


「我を思ふ人を思はぬむくいにやわが思ふ人の我を思はぬ」


[訳] わたしを思ってくれた人を思わなかったお返しなのであろうか。わたしの思う人はわたしのことを思ってはくれない。


応報。果報。▽特に、仏教的な考えで、前世(ぜんぜ)の業(ごう)に従って現世(げんぜ)で受ける結果のこと。


出典源氏物語 須磨


「かかる事も、前(さき)の世のむくいにこそ侍(はべ)るなれば」


[訳] このようなことも前世の応報だそうでございますから。


仕返し。報復。復讐(ふくしゆう)。


出典土佐日記 一・二一


「海賊むくいせむといふなる事を」


[訳] 海賊が報復をするだろうと言っているとかいうことを。








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