学研全訳古語辞典 |
かん-・ず 【感ず】
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
①
強く心が動かされる。感動する。
出典徒然草 四一
「物にかんずる事なきにあらず」
[訳] 何かに感動することがないわけではない。
②
前世の行為の報いを受ける。報いが現れる。
出典平家物語 三・有王
「今生(こんじやう)にかんぜられけり」
[訳] この世で(はやくも)報いをお受けになった。
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
感心してほめる。
出典今昔物語集 一一・九
「手を打ちてこれをかんず」
[訳] 手を打ってこれを感心してほめる。
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