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消つの意味

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学研全訳古語辞典

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け・つ 【消つ】

他動詞タ行四段活用

活用{た/ち/つ/つ/て/て}


消す。


出典万葉集 三一九


「燃ゆる火を雪もちけち降る雪を火もちけちつつ」


[訳] (富士山は)燃える火を雪で消し、降る雪を火で消しながら。


取り除く。隠す。


出典源氏物語 若菜上


「心苦しき御気色(けしき)の、下にはおのづから漏りつつ見ゆるを、事なくけち給(たま)へるも」


[訳] お気の毒なごようすが、隠しても自然に漏れ出て見えるのを、心配事がないように隠していらっしゃるのにつけても。


圧倒する。無視する。ないものにする。


出典源氏物語 東屋


「いかばかりならむ人か宮をばけち奉らむ」


[訳] 一体どれほどの人が宮を圧倒し申し上げることができるだろうか、いや、そんなことはできないだろう。








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