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物忌みの意味

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もの-いみ 【物忌み】

名詞

神事に先立って、一定期間、飲食・言行などを慎んで心身を清めること。


出典日本書紀 崇神


「天皇(すめらみこと)、すなはち沐浴(ゆかはあみ)ものいみして、殿(みあらか)の内を潔浄(きよまは)りて」


[訳] 天皇は、すぐに体を洗い、心身の清めをし、御殿の内をはき清めて。


陰陽道(おんようどう)で日や方角が悪いとされるときに、一定期間、家にこもって心身を慎むこと。


出典枕草子 すさまじきもの


「『御ものいみとて取り入れず』と言ひて持て帰りたる」


[訳] 「御物忌みであると言って手紙を受け取らない」と言って持って帰るのは。


「物忌み」であることを示すために、柳の木札や紙に「物忌」と書いた物。冠・烏帽子(えぼし)や衣服、すだれなどにつける。


出典枕草子 節は


「若き人々、菖蒲(さうぶ)の挿し櫛(ぐし)さし、ものいみつけなどして」


[訳] 若い女房たちが、菖蒲の挿し櫛をさし、物忌みの札を付けなどして。


注意

は「方違(かたたが)へ」と混同しないこと。








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