学研全訳古語辞典 |
へだた・る 【隔たる】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
隔たる。(距離的に)離れる。
出典枕草子 うれしきもの
「同じ都のうちながらもへだたりて」
[訳] 同じ都の中でも離れて。
②
経過する。月日がたつ。
出典徒然草 五六
「久しくへだたりて会ひたる人の」
[訳] 長く月日がたって会った人が。
③
(心理的に)離れる。疎遠になる。
出典源氏物語 賢木
「かく御仲もへだたりぬるを」
[訳] このように(二人の)御仲も疎遠になってしまったのを。
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