「知らず」を解説文に含む見出し語の検索結果(191~200/286件中)
名詞①仲間。連れ。出典源氏物語 若紫「同じさまにものし給(たま)ふなるを、たぐひになさせ給へ」[訳] 私と同じ境遇でいらっしゃるそうなので、仲間になさってください。②人々。連中...
分類和歌「生ひたたむありかも知らぬ若草をおくらす露ぞ消えむ空なき」出典源氏物語 若紫[訳] 成長してどんな所で暮らしていくのかもわからないこの若草(のような幼い子)を後に残して、露(のような命の私)は...
分類和歌「かこつべきゆゑを知らねばおぼつかないかなる草のゆかりなるらむ」出典源氏物語 若紫[訳] あなたが恨みごとをおっしゃる理由を知らないので、気がかりです。私は、どんな草のゆかりなのでしょう。鑑賞...
分類和歌「暮れてゆく春のみなとは知らねども霞(かすみ)に落つる宇治の柴舟(しばぶね)」出典新古今集 春下・寂蓮(じやくれん)[訳] 終わろうとする春の行き着く先は知らないけれど、かすみの中を下ってゆく...
分類和歌「さざなみや(=枕詞(まくらことば))志賀(しが)の都はあれにしを昔ながらの山桜かな」出典千載集 春上・よみ人知らず・平家物語七・忠度都落・平忠度(たひらのただのり)[訳] 志賀の古い都(=大...
分類連語①…だなあ。…ことだ。…だぞ。▽感動・詠嘆を込めて強く指示する。出典平家物語 九・木曾最期「日ごろはなにともおぼえぬ鎧(よろひ)が、今日は重うなったるぞや」[訳] いつもはなんとも...
分類和歌「時知らぬ山は富士の嶺(ね)いつとてか鹿(か)の子まだらに雪の降るらむ」出典新古今集 雑中・在原業平(ありはらのなりひら)・伊勢物語九[訳] 季節を知らない山、それは富士山だ。今をいつだと思っ...
分類和歌「ほととぎす鳴くや五月(さつき)のあやめ草あやめも知らぬ恋もするかな」出典古今集 恋一・よみ人知らず[訳] ほととぎすが鳴いているよ。その五月のあやめ草ではないが、物事の筋道もわからないほどに...
副詞(一)【尤も】いかにも。なるほど。「もとも」とも。出典徒然草 四一「まことにさにこそ候ひけれ。もっとも愚かに候ふ」[訳] 本当にそうでございました。いかにも愚かでございます。(二)【最も】]...
分類和歌「山深み春とも知らぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水(たまみづ)」出典新古今集 春上・式子内親王(しきしないしんわう)[訳] 山が深いので春が来たとも気づかない山家(やまが)の松の木の下にある戸...