学研全訳古語辞典 |
かし・く 【悴く】
活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}
やせ衰える。みすぼらしくなる。やつれる。(草木や花が)しおれる。
出典枕草子 見ぐるしきもの
「ひげがちに、かしけやせやせなる男と」
[訳] ひげが多く、やつれてひどくやせている男と。◆後に「かじく」とも。
かし・く 【炊く】
活用{か/き/く/く/け/け}
飯をたく。米・麦などを煮たり蒸したりして飯をつくる。
出典万葉集 八九二
「飯(いひ)かしくことも忘れて」
[訳] ⇒かぜまじり…。◆近世以後「かしぐ」。
かしくのページへのリンク |