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かすがのはの意味

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かすがのは…

分類和歌


「春日野は今日(けふ)はな焼きそ若草の(=枕詞(まくらことば))つまもこもれり我もこもれり」


出典古今集 春上・よみ人知らず


[訳] 春日野は、今日だけは焼かないでくれ。この野には私の美しい妻も隠れているし、私も隠れているのだから。


鑑賞

早春の野焼きの行事を背景にしている。「つま」は男でも女でも配偶者をいうが、この場合は妻の意で、男性の作だろう。『伊勢(いせ)物語』十二段に初句が「武蔵野(むさしの)は」として載っていて、女性が詠んだ歌となっている。この場合は、「つま」は夫をさす。








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