学研全訳古語辞典 |
まね・ぶ 【学ぶ】
活用{ば/び/ぶ/ぶ/べ/べ}
①
まねる。まねて言う。
出典枕草子 鳥は
「人の言ふらむことをまねぶらむよ」
[訳] (おうむは)人が言うようなことをまねるとかいうことだよ。
②
そのまま伝える。
出典源氏物語 葵
「かの御車(みくるま)の所争ひ、まねび聞こゆる人ありければ」
[訳] 例のお車の場所取り争いをそのまま伝え申し上げる人がいたので。
③
勉強する。教えてもらって身につける。
出典源氏物語 少女
「文才(もんざい)をまねぶにも、琴・笛の調べにも、功(く)足らず」
[訳] 漢学を勉強するにも、琴・笛の音色にも、長年の努力が十分でなく。◆「ぶ」は接尾語。
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