古語:

あまの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

天の香具山

分類地名


歌枕(うたまくら)。大和の国にある小山。今の奈良県橿原(かしはら)市にある。近くの畝傍(うねび)山・耳成(みみなし)山とともに大和三山と呼ばれ、神聖視されてきた。香具山。上代は「あめのかぐやま」とも。



余りの心

分類文芸


和歌用語。言葉の外に自然ににじみ出た余情や情趣のこと。藤原公任(ふじわらのきんとう)がその歌論書『新撰髄脳(しんせんずいのう)』などで、理想とした和歌の姿である。



字じ余り

分類文芸


和歌・俳句で、一句の音数が定められた五音・七音より多いこと。たとえば、「君がため春の野に出(い)でて(八音)若菜摘むわが衣手(ころもで)に雪は降りつつ」(『古今和歌集』)〈⇒きみがためはるののにいでて…。〉「枯れ枝に烏(からす)のとまりたるや(十音)秋の暮れ―芭蕉」(『東日記』)〈⇒かれえだに…。〉など。



あま 【海人・海士・蜑】

名詞

海で魚や貝を採ったり、塩を作ることを仕事とする人。漁師。漁夫。


出典古今集 羇旅


「わたの原八十島(やそしま)かけて漕(こ)ぎ出(い)でぬと人には告げよあまの釣(つ)り舟」


[訳] ⇒わたのはらやそしまかけて…。


海にもぐって貝や海藻を採る女性。


出典枕草子 日のいとうららかなるに


「あまの潜(かづ)きしに入るは憂きわざなり」


[訳] 海女が海に潜りに入るのはつらい仕事だ。◇「海女」とも書く。



あま 【尼】

名詞

出家して仏門に入った女性。


「あまそぎ」に同じ。



あま 【天】

名詞

天(てん)。空。


出典万葉集 二四〇


「ひさかたの(=枕詞(まくらことば))あま行く月を」


[訳] 大空を行く月を。


参考

「あめ」の古形といわれる。単独ではあまり用いられず、ふつう「天つ」(「つ」は「の」の意の上代の格助詞)「天の」の形で用いられるか、または複合語を作ることが多い。上代には主として高天原(たかまのはら)に関する事象に用いられたが、中古以降は空の意にも用いられた。



天の橋立

分類地名


歌枕(うたまくら)。今の京都府宮津市江尻(えじり)から宮津湾西岸に突き出た砂州。海岸の美しい景色で知られ、宮城県の松島、広島県の宮島(=厳島(いつくしま))とともに日本三景の一つとして有名。








あまのページへのリンク
「あま」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

あまのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




あまのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS