学研全訳古語辞典 |
いう・なり 【優なり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
すぐれていて立派だ。すばらしくすぐれている。
出典竹取物語 御門の求婚
「かぐや姫のかたちいうにおはすなり」
[訳] かぐや姫の容貌(ようぼう)はすばらしくすぐれていらっしゃるそうだ。
②
上品で美しい。優雅だ。優美だ。
出典徒然草 三二
「なほ事ざまのいうにおぼえて、物の隠れよりしばし見ゐたるに」
[訳] (自分は)それでもやはり、(この家に住む)人のようすが優雅に感じられて、物陰からしばらく見続けていると。
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