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いつしかの意味

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学研全訳古語辞典

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いつ-し-か 【何時しか】

副詞

いつになったら…か。


出典万葉集 四四五


「いつしかと待つらむ妹(いも)に」


[訳] いつになったら(帰って来る)かと待っているであろう妻に。


〔多く下に願望の表現を伴って〕早く。いつになったら。▽実現を待ち望む意。


出典更級日記 梅の立枝


「いつしか梅咲かなむ」


[訳] 早く梅が咲いてほしい。


いつのまにか。早くも。


出典枕草子 鳥は


「いつしかしたり顔にも聞こえたるに」


[訳] (ほととぎすは)いつのまにか得意そうに鳴いているのが聞こえているが。◆代名詞「いつ」に強意の副助詞「し」と係助詞「か」が付いて一語化したもの。








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