学研全訳古語辞典 |
うた 【歌・唄】
①
歌。また、その言葉。▽声を出し、節をつけて歌うもの。
②
韻文。詩歌。▽短歌・長歌などの和歌や、歌謡や漢詩など、語音の調子を整えたもの。
③
和歌。▽「漢詩(からうた)」に対して、「大和歌(やまとうた)」のこと。
④
短歌。▽特に、短歌形式の和歌。
歌合あわせ
分類文芸
平安・鎌倉時代、宮廷や貴族の間で行われた、和歌の優劣を競う文学的遊戯。左右二組みに分かれた歌人が、多くはあらかじめ決められた題で歌を詠み、左右の一首ずつを組み合わせた一組み(=一番)ごとに、判者(はんじや)(=審判役の歌人)が歌の優劣を判定して左右の勝敗を競うもの。判者の判定は勝・負・持(じ)(=引き分け)で示され、判定の理由を述べた判詞(はんし)が付けられる。◆歴史的かなづかいは「うたあはせ」。
謡い物
分類文芸
詞章(=歌詞)に節を付けて歌う韻文。記紀歌謡・神楽歌(かぐらうた)・催馬楽(さいばら)・今様(いまよう)など。◆歴史的かなづかいは「うたひもの」。
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