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うちこむの意味

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学研全訳古語辞典

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うち-こ・む 【打ち込む】

[一]他動詞マ行四段活用

活用{ま/み/む/む/め/め}


(刀などで)切り込む。切りつける。


出典太平記 一四


「鋒(きつさき)五寸ばかりぞうちこみたる」


[訳] (太刀の)刃先五寸(=約一五センチメートル)ほど切り込んだ。


突き入れる。たたき込む。投げ入れる。


出典文相撲 狂言


「今度取ったならば、地へ三尺うちこまう」


[訳] 今度(相撲を)取ったなら、(おまえを)地面の中に三尺(=約九〇センチメートル)ほどたたき込もう。


(金や財産などを)つぎ込む。


出典日本永代蔵 浮世・西鶴


「一年(ひととせ)に三度までの大風、年々(としどし)の元手うちこみて」


[訳] 一年に三回もの大風で、長年の資金をつぎ込んで。


熱中する。ほれ込む。


[二]自動詞マ行四段活用

活用{ま/み/む/む/め/め}


大勢が入り交じる。


出典愚管抄 六


「後ろに三百余騎はうちこみてありけり」


[訳] 後ろに三百余騎が入り交じっていたのだった。








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