学研全訳古語辞典 |
かき-くら・す 【搔き暗す】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
①
あたり一面を暗くする。
出典枕草子 五月の御精進のほど
「かきくらし雨降りて」
[訳] あたり一面を暗くして雨が降って。
②
心を暗くする。悲しみにくれる。
出典古今集 恋三
「かきくらす心の闇(やみ)にまどひにき」
[訳] 悲しみにくれる心の迷いに途方にくれてしまった。◆「かき」は接頭語。
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①
あたり一面を暗くする。
出典枕草子 五月の御精進のほど
「かきくらし雨降りて」
[訳] あたり一面を暗くして雨が降って。
②
心を暗くする。悲しみにくれる。
出典古今集 恋三
「かきくらす心の闇(やみ)にまどひにき」
[訳] 悲しみにくれる心の迷いに途方にくれてしまった。◆「かき」は接頭語。
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