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こころあやまりの意味

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学研全訳古語辞典

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こころ-あやまり 【心誤り】

名詞

心得違い。思い違い。


出典伊勢物語 一〇三


「こころあやまりやしたりけむ。親王(みこ)たちのつかひ給(たま)ひける人をあひいへりけり」


[訳] 心得違いをしたのだろうか。親王方がお召しになっている人と、恋を語り合ってしまった。


気分がすぐれないこと。


出典源氏物語 総角


「『こころあやまりして煩はしく覚ゆれば』と、」


[訳] 「気分がすぐれない状態でめんどうくさく感じられるので」と、(対面なさらない)。


心が正常でなくなること。乱心。


出典源氏物語 真木柱


「いと静かに心よく、子めき給(たま)へる人の、時々こころあやまりして」


[訳] たいそう静かで気立てがよく、子供みたいにおっとりとなされた人なのに、時々心が正常でなくなることがあって。








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