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さうの意味

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学研全訳古語辞典

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さう 【草】

名詞

書体の草書。


「草仮名(さうがな)」の略。


下書き。


出典徒然草 二三八


「常在光院のつき鐘の銘は、在兼(ありかね)の卿(きやう)のさうなり」


[訳] 常在光院のつり鐘の銘文は、在兼卿の下書きである。



さう 【荘・庄】

名詞

「しゃう(荘)」に同じ。



さう 【候】

補助動詞特殊型

活用{さう/さう/さう/さう/さうへ/さうへ}


〔動詞の連用形、またはそれに助詞「て」「で」などが付いた形に付いて〕…ます。…です。…であります。▽丁寧の意を表す。


出典平家物語 九・宇治川先陣


「腹帯(はるび)の伸びて見えさうぞ。締め給(たま)へ」


[訳] (馬の)腹帯がゆるんで見えますよ。締めなさい。◆「さうらふ」の変化した語。



さう 【箏】

名詞

「さう(箏)のこと(琴)」に同じ。「しゃう」とも。



さう 【笙】

名詞

「しゃう(笙)」に同じ。



さ-う 【左右】

名詞

左と右。


出典源氏物語 若菜上


「舞台のさうに、楽人(がくにん)の平張(ひらば)りうちて」


[訳] 舞台の左右に、楽人のためのテントを張って。


あれこれ言うこと。とやかく言うこと。


出典平家物語 四・還御


「九条殿の御(おん)ぱからひのうへは、さうに及ばず」


[訳] 九条殿のお取り計らいである以上、あれこれ言うことはできない。


指示。指図。


出典平家物語 一・殿上闇討


「刀の実否(じつぷ)について咎(とが)のさうあるべきか」


[訳] 刀が本物かどうかによって、罪(にするかしないか)の指示があるべきではないか。


知らせ。


出典太平記 八


「そのさうを今や今やと待ちけるところに」


[訳] その知らせを今か今かと待っていたところに。


状況。ようす。


出典平治物語 中


「軍(いくさ)のさうを待つと見るは、ひがことか」


[訳] (あなたが)戦いの状況を待っていると見るのは、まちがいか。



さう 【相】

名詞

様相。外見。ありさま。▽外面に現れた姿・形。


出典徒然草 一四三


「愚かなる人はあやしく異なるさうを語りつけ」


[訳] 愚かな人は、不思議な、常と異なる様相を付け加えて話し。


外面に現れて、ものの吉凶を示すもの。人相・家相・地相など。


出典源氏物語 桐壺


「帝王の上(かみ)なき位にのぼるべきさうおはします人の」


[訳] 帝(みかど)というそれより上のない位に進むはずの人相がおありになる人で。



さう 【姓】

名詞

姓(せい)。「しゃう」とも。


出典更級日記 竹芝寺


「やがて武蔵(むさし)といふさうを得てなむありける」


[訳] そのまま武蔵という姓を得て住んでいた。









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