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せかいの意味

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学研全訳古語辞典

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せ-かい 【世界】

名詞

人間界。地上界。


出典竹取物語 かぐや姫の昇天


「昔の契りありけるによりなむ、このせかいにはまうで来たりける」


[訳] 昔からの約束があったので、この人間界に参りました。


世の中。世間。


出典竹取物語 貴公子たちの求婚


「せかいの男(をのこ)、貴(あて)なるも賤(いや)しきも」


[訳] 世の中の男は、身分の高い者も身分の低い者も。


あたり一帯。そこらじゅう。


出典方丈記 


「くさき香(か)せかいに満ち満ちて」


[訳] くさいにおいがあたり一帯にいっぱいになって。


地方。田舎。


出典源氏物語 東屋


「さる東(あづま)の方の、はるかなるせかいにうづもれて」


[訳] (常陸(ひたち)の介(すけ)は)あんな東国の方の、都からずっと遠い地方に引っ込んで。


参考

もと仏教語で、「世」は時間の全体、「界」は空間の全体の意。








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