古語:

なにの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

なに 【何】

[一]代名詞

なにごと。なにもの。何。▽不定称の指示代名詞。名前や実体のわからない事物をさす。


出典徒然草 二四三


「教へ候ひける仏をば、なにが教へ候ひける」


[訳] (人を)教えました仏を、なにものが教えましたか。


[二]副詞

どうして(…か)。なぜ(…か)。▽疑問・反語の意を表す。


出典新古今集 春上


「見渡せば山もと霞(かす)む水無瀬川(みなせがは)夕べは秋となに思ひけむ」


[訳] ⇒みわたせばやまもとかすむ…。


[三]感動詞

なんだ。なんだって。なんと。▽念を押して問い返す。


出典鉢木 謡曲


「鎌倉へ勢の上(のぼ)るといふはまことか。なにおびたたしう上るとや」


[訳] 鎌倉に軍勢が上るというのは本当か。なんだって、おびただしく上るというのか。


語法

[二]は、疑問語であるため、文中に係助詞がなくても、文末の活用語は連体形で結ぶ。








なにのページへのリンク
「なに」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

なにのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




なにのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS