学研全訳古語辞典 |
ひと-り 【一人・独り】
①
一人。その人だけ。
②
独身。
出典伊勢物語 二
「ひとりのみもあらざりけらし」
[訳] 独身ということでもなかったらしい。◆「り」は接尾語。
ひとりでに。自然に。
出典浮世物語 仮名
「ひとり博奕(ばくち)は止(とど)まるべし」
[訳] ひとりでにばくちは絶えるだろう。◆「り」は接尾語。
ひ-とり 【火取り】
①
香炉の一つ。木製の器の中に銅または陶製の炉を置き、上を銅の籠(かご)で覆ったもの。香をくゆらせたり、衣類に香をたきしめたりするのに使う。
②
「火取りの童(わらは)」の略。
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