学研全訳古語辞典 |
ま-も・る 【守る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
目を放さず見続ける。見つめる。見守る。
出典徒然草 一三七
「花の本(もと)には、ねぢ寄り立ち寄り、あからめもせずまもりて」
[訳] (桜の)花の下に、にじり寄って近寄り、わき見もしないで見つめて。
②
見張る。警戒する。気をつける。守る。
出典枕草子 職の御曹司におはします頃、西の廂にて
「こぼたせで、よくまもりて十五日までさぶらへ」
[訳] こわさせないで、よく見張って十五日まで(この雪を)残しておいておくれ。
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