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ものがたりの意味

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学研全訳古語辞典

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とりかへばや物語

分類書名


物語。作者未詳。平安時代後期(一一七〇ころか)成立。四巻。〔内容〕権大納言(ごんのだいなごん)の子の腹ちがいの兄妹が、男女をとりかえられて育てられ仕官したが、ことが現れて元に戻り幸福になる。性交換の悲喜劇の物語である。



もの-がたり 【物語】

名詞

話。談話。雑談。話をすること。


出典枕草子 雪のいと高う降りたるを


「炭櫃(すびつ)に火おこして、ものがたりなどして集まりさぶらふに」


[訳] 角火鉢に火をおこして、話などして(女房たちが)集まり(中宮のおそばに)お控え申し上げているときに。


散文の文学作品。⇒物語


分類文芸



出典源氏物語 絵合


「ものがたりの出(い)で来(き)始めの親なる竹取の翁(おきな)に、宇津保の俊蔭(としかげ)を合はせて争ふ」


[訳] 物語のでき始めの元祖である『竹取の翁の物語』に、『宇津保物語』の俊蔭を対比させて(絵の)優劣を競う。



物語

分類文芸


文学の形式の一つ。平安時代から室町時代にかけて作られた、創作による読み物。作り物語(『竹取物語』『源氏物語』など)、歌物語(『伊勢(いせ)物語』など)、歴史物語(『大鏡』など)、説話物語(『今昔(こんじやく)物語集』など)、軍記物語(『平家物語』など)などの種類がある。平安時代の物語は、多く貴族の子女を読者とするもので、数多くあったが、現存するものはわずかである。なお、鎌倉時代に、平安時代の作り物語を模倣して作られた物語を「擬古物語」という。








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