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ものゆかしの意味

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学研全訳古語辞典

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もの-ゆか・し 【物ゆかし】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


なんとなく心ひかれる。何かにつけて好奇心をかきたてられる。


出典源氏物語 野分


「例は、ものゆかしからぬ心地(ここち)に、あながちに、妻戸の御簾(みす)をひき着て」


[訳] (夕霧は)いつもは特に好奇心もかきたてられないお気持ちだが、(今は)無理に、妻戸のところで御簾をひきかぶるようにして(奥を見ると)。◆「もの」は接頭語。








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