学研全訳古語辞典 |
を・し
活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}
(一)
【惜し】残念だ。心残りだ。手放せない。惜しい。
出典宇治拾遺 一・一三
「この花の散るををしうおぼえさせたまふか」
[訳] この桜の花が散るのを残念だとお感じになるのか。◇「をしう」はウ音便。
(二)
【愛し】いとしい。かわいい。
出典続後撰集 雑中
「人もをし人も恨(うら)めしあぢきなく世を思ふゆゑに物思ふ身は」
[訳] ⇒ひともをし…。
をし
「おし」に同じ。
をし 【鴛鴦】
おしどりの古名。
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