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世に知らずの意味

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学研全訳古語辞典

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よ-に-しら-・ず 【世に知らず】

分類連語


世の中でほかに例がない。比べるものがない。


出典源氏物語 須磨


「『釈迦牟尼仏(しやかむにぶつ)の弟子』と名のりて、ゆるるかによみ給(たま)へる。またよにしらず聞こゆ」


[訳] 「釈迦牟尼仏の弟子」と名のり、経文をゆったりとおよみになる。それはまたほかに比べるものがなく(美しく)聞こえる。


なりたち

名詞「よ」+格助詞「に」+動詞「しる」の未然形+打消の助動詞「ず」








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