学研全訳古語辞典 |
つかひ 【使ひ・遣ひ】
①
使者。(神仏の)使い。
出典徒然草 二一六
「足利左馬入道(あしかがさまのにふだう)の許(もと)へ、まづつかひを遣はして」
[訳] 足利左馬の入道のもとへ、まず使者を行かせて。
②
召使い。側女(そばめ)。
出典竹取物語 蓬莱の玉の枝
「御つかひとおはしますべきかぐや姫の要(えう)じ給(たま)ふべきなりけり」
[訳] 御側女でいらっしゃるはずのかぐや姫が(この枝を)必要としなさっているのだったよ。
参考
①の神仏の使者としては、稲荷(いなり)の狐(きつね)、八幡神(はちまんじん)の鳩(はと)などが有名。
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