学研全訳古語辞典 |
けい-せい 【傾城】
①
「けいこく①」に同じ。
出典平家物語 一一・那須与一
「大将軍、矢面(やおもて)に進んでけいせいを御覧ぜば」
[訳] 大将軍(=義経公)が、矢の飛んでくる正面に進んで(平家方の)美人をご覧になったならば。
②
「けいこく②」に同じ。「けいせん」とも。
出典冥途飛脚 浄瑠・近松
「かうかうしたけいせいにかうした訳の金がいると」
[訳] これこれの遊女に、こういう事情の金がいると。
けい-せん 【傾城】
「けいせい②」に同じ。◆「けいせい」の変化した語。
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